Vol.59

本日は、前々回から引き続き、ピアニストの渡邊智道さんがゲストにいらして下さり、伊藤さんと、セルゲイ・ラフマニノフ「徹夜祷」作品37の全曲を聴きながら、ラフマニノフについて、たくさんのお話しを聴かせて下さいました
■今回、伊藤さんが「ラフマニノフの人生について語る回」にしようと思われた、きっかけとなったという、メールのご紹介の中から・・
〜伊藤さんが、番組内で、お薦めされた本「ラフマニノフの想い出」を、読み、
「セリョージャ(ラフマニノフの愛称)ほど、他の人の悲しみに同情して相手を気遣い、一生懸命なぐさめてくれる人はいない」と、ラフマニノフの奥様のいとこが、言っていたという所が印象的でし
〜「ラフマニノフの作品などから、彼はどのような人柄だと思いますか?」
・・伊藤さんは、このメールを頂いてすぐに、今回、渡邊さんをお呼びして、「ラフマニノフの人生について語る回」にしようと思われたとおっしゃっていました
■ラフマニノフ「徹夜祷」作品37 についてのお話しの中から・・
〜ラフマニノフが自分の残した作品の中で最も良い作品のひとつと言っている
〜ラフマニノフの芸術が詰まった、ラフマニノフ特有の和声とポリフォニー
〜音楽に対する信仰心がどんどん心から外に出て来ている
■ラフマニノフの人生についてのお話しの中から・・
〜常に時代の先端を見据えたひと
〜常に自分を見失わなかったひと
・・「交響曲第1番」は、ラフマニノフの管弦楽の作品の中でほとんど演奏されることはないですが、彼の人生を語る上で、絶対に欠かせない作品ということで、たくさんのお話しを聴かせて下さいました。
■「ラフマニノフの想い出」のお話しの中から・・
〜ラフマニノフの名声というのは、ラフマニノフ自身の芸術ではなく、人々が語るラフマニノフ像による名声、これが芸術の全てになってしまうのはどうなのか・・ということを、ニコライ・メトネルが冒頭に簡潔に書いている
・・ラフマニノフが、名声を得た後で、本当に表現した、溢れ出た音楽に、我々としては、目を向けないといけないと話されていまし
■「ラフマニノフの作品などから、彼はどのような人柄だと思いますか?」
〜語り継がれている人柄と、作品に見え隠れする音楽的な所から見受けられる人柄とが、とてもミステリアスなほど一致しない場合が多い・・
〜作品30番代以降は、音楽的な意味で言うと、人間くささがどんどん消えていると思うが、突き詰めていくと人間くささが芯にある。だからこそ自分を表現する作品として選んだのが「合唱交響曲」や「徹夜祷」・・
・・など、沢山のお話しをされて、「徹夜祷」の作品を聴いていると、ラフマニノフが慈悲深い人だった事が良くわかる・・「徹夜祷」の全曲を聴いて頂くことが1番のアンサーではないかと思う・・と話されていました
■「我々は、21世紀に生きる中で、本当にラフマニノフが後世に伝えようとしたことを、我々なりにしっかりと理解した上で、音楽表現として、体現、継承して行く事をこれからやって行きたいと思います」・・と話されていました
■伊藤さんが、日本で唯一毎年行っているオール・ラフマニノフ・プログラム・リサイタルシリーズで、2023年のラフマニノフ生誕150記念イアーでは、「徹夜祷」を、ぜひ、チェロとピアノに編曲して演奏したいと話されていました
■伊藤さんは、今回のようなメールを頂くと一気に、番組内容にスイッチが入るので、ぜひ皆様このようなメールを送ってくださいとお話しされると・・
〜渡邊さんは、いま最も世に広めたい作曲家オケゲムについてなどもぜひ・・とおっしゃっていました・・