Vol.47

本日は、ピアニストの渡邊智道さんがゲストにいらして下さいました。
■渡邊さんと伊藤さんがご共演される12月16(月)の『オール・ブラームス・プログラム』リサイタルのお話しや、渡邊さんが愛用されているニューヨーク・スタインウェイの「歴史」や「独特な魅力」などを聴かせて下さいました。 
■伊藤さんから、渡邊さんのご経歴もご紹介されました・・
〜「大分県別府市ご出身。東京を拠点に、各地で協奏曲やソロ、室内楽など多彩な演奏活動を展開されていらっしゃいます。昔の偉大な巨匠達が体現し、次世代に伝えんとしていた真の芸術としてのピアノ奏法、響きの在り方の追求、復活、伝承を理念としてロマン派の音楽の普及に努めると共に、愛用しているニューヨーク・スタインウェイ製のピアノを管理する池之端スタジオにて教室を開講。作曲、文筆においても活動されていらっしゃいます。」
■本日ご紹介された曲
〜バッハ:イギリス組曲 第2番 ブーレ
〜シューベルト リスト編曲:万霊節のための連祷
〜ショパン:バラード第4番
・・・すべて渡邊さんのファーストアルバムから・・録音は1887年製ニューヨーク・スタインウェイ ローズウッドを使用
■ ニューヨーク・スタイン・ウェイのお話しの中から・・・
〜渡邊さんが、「かなりボディを薄く作り、職人技術を要し、大量生産が出来ず、薄くて良く震えるので倍音が沢山鳴るのですが、管理が非常に難しく、ピアノによっても個性が違う・・」などとお話しされると
〜伊藤さんは、「そこは弦楽器と同じですよね!」とおっしゃり、
〜渡邊さんも「まさにそのとおりで、ニューヨーク・スタインウェイに触れていると、弦楽器と同じ理想で作られたんだなと良くわかります」と話され、
〜「ボディ全体で響かせるのが特徴で、かなり幻想的な響きがするのでそれが大好きです」ともおっしゃっていました。
・・・このような楽器を演奏するためにはかなりの演奏技術が必要となるそうです・・・
■12月16(月)19:00から五反田文化センター音楽ホールで行われる『オール・ブラームス・リサイタル』のお話しの中から
〜プログラムも非常に凝り、前半は「歌の作品」、後半は「ピアノ・ソロの作品」「チェロとピアノの作品」を聴いて頂けるので皆様にぜひ来て頂きたいと思いますとおっしゃっていました。
〜伊藤さんが、今年3月「オール・ラフマニノフ・プログラム」リサイタルを開かれたような、「ひとりの作曲家の作品のみに焦点を当て、その作曲家の変遷を辿るような日本では珍しいコンサートになっています」とお話しされていました。
〜渡邊さんは、高校生の頃からブラームスは特別な作曲家だったと話され、そのことについてのお話しや、ピアノ・ソロで弾かれる「3つの間奏曲 作品117」のお話しなども聴かせて下さいました。
■渡邊さんにとってThe Romanticとは?
『・・芸術という存在そのもの・・』
〜続いて、「芸術というものが、人類がこれまでたくさん歴史を辿ってきましたけれども、あらゆる時代において手放されなかった事そのものもロマン
〜芸術家・天才作曲家達の思考回路そのものを、”楽譜”というトンネルであり障害でもあると私は思ってますけれども、それを通して、我々が追想体験しているのもロマン
〜楽譜という存在にも言及すると、作曲家がイメージを次世代に残す為に楽譜に閉じ込め、その楽譜に閉じ込められたイメージを、時代を超えて私達が現代に再現前させるという行為もロマンティックだと思います。」とお話しされ、
・・・伊藤さんは、この事については、渡邉さんに、近々ゲストにご登場頂き、より深く掘り下げていきたいと思いますとおっしゃっていました・・・