Vol.43

本日は、金曜OTTAVA Saloneプレゼンター、林田直樹さんがゲストにいらして下さいました。5月に行われたOTTAVAラ・フォル・ジュルネの終演後に、ラフマニノフのお話しで盛り上がり、伊藤さんは、ぜひ番組でという事が叶って非常に嬉しく思っていますとおっしゃっていました。
■伊藤さんは「せっかく林田さんにいらして頂いているので、ラフマニノフ・トークをしていきましょう!」と話され、林田さんは「そもそも伊藤さんは、ラフマニノフにそれだけ深く、のめり込んだきっかけは何ですか?」というご質問からお話しをはじめていらっしゃいました。
■本日ご紹介された曲・・すべてラフマニノフ
〜6つの合唱曲 作品15 第1曲「民族に栄光あれ」
〜6つの合唱曲 作品15 第4曲「波のまどろみ」
〜合唱交響曲「鐘」作品35 第2楽章
■本日ご紹介された曲のお話しの中から・・
〜はじめの2曲は、林田さんが解説を書かれたCDの中の、アシュケナージ氏がピアノを弾いている作品。
・・伊藤さんは、アシュケナージ氏とラフマニノフの曲での、思い出のご共演があるそうです。
〜林田さんがリクエストされた「波のまどろみ」は、ラフマニノフが若い頃に、女学校の生徒の管理の仕事をしていた時に書かれた曲。女学生や若い子供たちが歌っても、彼らの心にロマンティックな、さざ波が立つような美しい曲も、ラフマニノフが若い人の為に書いていたのがわかるような曲。
〜6つの合唱曲 作品15は、まだ、ラフマニノフが作曲家としての名声を確立していない時代に、自分の本当にやりたい斬新なことを、少し心の中にしまっておいて、まずは、人の心に浸透するような音楽を書いて行かなければと思っていた時期の作品。
〜ラフマニノフらしく、ラフマニノフの時代を知るには良い作品。
〜まだ、作曲家として駆け出しの時であっても、完全に自己を確立出来ている。
・・・ラフマニノフらしさというのは、最初・中盤・その後50代〜60代のかけての作品で、どんどん変わっていき、その変遷を辿るのも楽しいなどと話されていました。
〜合唱交響曲「鐘」2楽章を聴かせて下さった後には、最初から最後まで通して聴きたいですねとおっしゃり、この曲を聴くとラフマニノフにとって『鐘の音』と『合唱』が、どれほど根源的なものだったかわかると話されていました。
■林田さんの金曜Saloneでも、合唱のコーナーがあり、林田さんは、合唱は本当に素晴らしく、合唱の曲を大事にしていきたいと話され、リクエストなどありましたらぜひ頂ければとおっしゃっていました。
■「ラフマニノフが大事にしていたロシア正教会の音楽においても、合唱曲によって、人は神とコンタクトを取ると言われていたぐらいで
ラフマニノフ=ピアノではなく『ラフマニノフ=歌』という事を、これからぜひより多くのかたに知って頂きたいと思います。」とお話しされていました。
■伊藤さんは、「ラフマニノフの1番のアイロニーは、彼が最もやりたいと思っていた事よりも、民衆に求められて表現した、ものすごい平たい言いかたをすると、表面的なロマンティシズムというものが、2000年代における今においても、1番取り上げられ、人々に浸透している事と思っています。ラフマニノフ・ラヴァーとしては、彼のあまり知られていない面をより知って頂きたいと思い『The Romantic』をやらせていただいています。」と話されると
・・林田さんは、「伊藤さんは、チェリストとして活動する中で、一方には、ラフマニノフの伝道者としてのスタンスが確実にあるという事ですね」とおっしゃっていました。
■林田さんにとって「The Romantic」とは?
〜『憧れ』〜
■林田さんは、いつか林田さんがMCで、伊藤さんと一緒にコンサートをやりたいですねとおっしゃっていました・・