Vol.42

本日は、伊藤さんが特別会員を務めていらっしゃる「ピアノ芸術研究会」メンバーで、ピアニスト、都市研究者の齋藤正樹さんがゲストにいらして下さいました。
■齋藤さんは、後期ロマン派の作曲家の作品を演奏されることが多く、ラフマニノフ、スクリャービン、アルベニス、モンポウなどの作品を主なレパートリーとされ、他に、ロシアの作曲家の知られざる名曲を発掘し、演奏することもライフワークとされていらっしゃいます。
〜ラフマニノフ、R.シュトラウス、マーラーなどの歌や管弦楽の作品をピアノ独奏用に編曲することにも、お力を注いでいらっしゃいます。
〜OTTAVAラジオ23時からのLA SERENATAの選曲にも携わっているそうです
■齋藤さんと伊藤さんは、音楽の趣味がとても似ているそうで、本日は、たくさんのお話しを聴かせて下さいました。
■本日ご紹介された曲・・齋藤さんのデビューアルバムから
〜ラフマニノフ:6つのロマンス 作品38-5 「夢」
〜ラフマニノフ:交響曲第1番 作品13 第3楽章 ラルゲット
〜ラフマニノフ:徹夜祷 作品37 第5曲「主よ今汝の言葉に従い」
■おふたりのお話しの中から・・・
〜1曲目にご紹介されたラフマニノフの作品38は、前後の関係性が面白く、非常に魅力的な歌曲集なので、皆様にぜひ最初から全曲聴いて頂きたいと思いますと話され、歌曲についてなどのたくさんのお話しもして下さいました。
〜作品38の「夢」という作品は、伊藤さんも、3月の紀尾井ホールでのオール・ラフマニノフ・プログラム・リサイタルで、伊藤さんが編曲して演奏の中に入れた作品で、コンサート後、この曲がとても好きだったという方がたくさんいらっしゃったそうです
・・・伊藤さんは、このように「ラフマニノフの、あまり取り上げられない後期の作品が、演奏に触れる機会があれば、どんなに素晴らしい作品か、聴けばわかると思うので、出来るだけ積極的に取り上げていきたいといつも思っている」と話され、「齋藤さんは、まさに、そのような活動をされていらっしゃいます!」とおっしゃっていました。
■2曲目の、ラフマニノフ:交響曲第1番 作品13 第3楽章をご紹介される時には、ラフマニノフの交響曲についてなどの、たくさんの貴重なお話しや、専門的なお話しも聴かせて下さいました。
・・・伊藤さんは、ご紹介された第3楽章を、齋藤さんのように、ピアノソロに編曲して弾かれているかたはいないですよねと話されていました。
■ラフマニノフやショスタコーヴィチなどの録音が、かろうじて残っているのは、我々にとって非常に大きな財産なので、ラフマニノフの作品を演奏する時には、ぜひまずラフマニノフの演奏を聴いてもらいたいというのが我々の思いと話されていました。
■「我々にとって『ラフマニノフ=歌の作曲家』というところがありますが、一般的には、ラフマニノフ=ピアノという意識が強いと思います。ラフマニノフの中に常にあったのは、歌なのであって、歌といっても、合唱曲における彼の構築するポリフォニーが、この世の中で1番素晴らしい作品と思います」と話され、その他にもたくさんのお話しをして下さいました。
・・・伊藤さんは「ラフマニノフを知りたければ、合唱交響曲「鐘」と並んで「徹夜祷」を聴いて下さい」といつも話されていますが、本日の3曲目は、齋藤さんのアルバムの中から「徹夜祷」作品37の第5曲を、齋藤さんのピアノアレンジで聴かせて下さいました。
■齋藤さんにとって 、The Romanticとは?
〜現実という虚構の先にある真実〜

・・・齋藤さんは、ピアノ芸術研究会のメンバーとして毎月池之端のスタジオで親密なコンサートを開かれているそうです。Facebookからお申し込み頂ければとおっしゃっていました・・・