Vol.14

〜ドヴォルザーク・チェロ協奏曲 大解剖 Part 1〜

本日は、「ドヴォルザーク・チェロ協奏曲 」第1楽章の大解剖をして下さいました。
この曲は、伊藤さんだけではなく、チェリスト全員にとってとても大事な曲となっているとおっしゃっていました。
大解剖シリーズとしてはラフマニノフ・チェロソナタに続き、第2回目となります。

■チェロの為に書かれた協奏曲の中で、世界規模に見ても最も演奏頻度が高く、人気もいちばん高い曲
■交響曲のような書き方をされていて、チェロの独奏とオーケストラが非常に魅力的に書かれている
■本日の音源・・チェロ:伊藤さんの恩師のダヴィド・ゲリンガス先生、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:小林研一郎先生

■第1楽章を曲を分けて聴きました
〜ホルンが印象的な冒頭部分・・オーケストラの演奏だけで3分くらいある。

〜ソロチェロが入ってくる有名なメインテーマ ・・とにかくかっこいい。チェリストがものすごく凝る部分。「自由に」と書かれているが、自由に弾きすぎるととオーケストラと合わなくなったりするので、チェリストは何年もかけて研究していく

〜美しい第2テーマから提示部 ・・ここはドヴォルザークの指示のテンポより遅く弾くのが伝統的。 ここのテンポがチェリストによりかなり差が出てくる

オーケストラが壮大な間奏を奏でたあとでソロチェロの悲しいテーマが出てくる展開部・・女性が泣いているテーマなどと表現するチェリストもいる

技巧的な部分のあとでだんだん盛り上がっていくクライマックス部分・・ここも色々な弾きかたがあり、チェリストにより解釈がかなり異なり、伊藤さんはライブを聴く時にいつも楽しみにしている部分だそうです。

〜再現部から壮大なコーダに入り曲を閉じる・・第1楽章が終わったところで曲が終わったと思い、わぁーっと拍手をしてくださるかたもいらっしゃるほど壮大な雰囲気が漂う

色々な作曲家のチェロコンチェルトに関する興味深いお話しもたくさんして下さいました。

〜最後は第1楽章を通して聴きました。次回は第2・3楽章に焦点を当てられるとの事です。